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最近の僕の関心事は、落合史観を理解すること。
トンデモなのか真実なのか、僕にはまだ判断がつかない。
でも、こうやってページを作っているのは、 その長い旅路を記録したいため。
同じ成甲書房から出ている天皇制を扱った書物だけど、内容が正反対なのが 落合莞爾氏と鬼塚英昭氏。
両氏の本とも決定的証拠がないのが不満なのだけど、 事実さえ提出頂ければそちらの内容を信頼したい。
ただ、落合氏からこのように言われた:
具体的事実を残すようなことはどの国もしないことだ
と。
逆に、そのような証拠があれば逆に疑ってかかるべきだ、と。
国防に関わる活動が極秘なのは当然で、確かに言われてみればその通り。 だからこそ、状況証拠によって判断していかなくてはいけない、と指摘され、 なるほどそうなのかも、と理解したのだった。
「同じ天皇制を扱った書物だけど、内容が正反対」と書いた。 それは、
この宇宙は暗黙知の次元で構成されている。 別言すれば、可能性の場に満ちている。あるいは、同じことだけど、 層状の宇宙で構成されている。
そうであれば、ものごとを推進する場合も可能性のある方向に向けて進めるだろう。
歴史の推理も同様だと僕は考えている。
不十分な状況証拠下でものごとを推理する場合、その推理過程に己の心が反映される。
歪んだ心を持っていれば歪んだ推理が、 暗黙知の理論を知った心を持っていれば、可能性に満ちた推理が行われる。
僕は落合氏よりも先に鬼塚氏を知り氏の本を何冊か読んだが、 結論としては「鬼塚氏の本は時間の無駄」だった。
一番の理由は「確たる証拠を提出しないまま批判に終始している」からだ。
僕は口を出すだけの人を最も軽蔑する。 それは、民主党政権の体たらくを見れば明らかだ。 さんざん自民党を批判し増税反対を訴えて政権を握った途端増税を進める党。 この裏切りの罪は重い。
同様の事が鬼塚氏にも言える。発言はいいから、どうこの世の中を良くしたいのか、 行動で示して欲しかった。 もちろん、氏や評論家的立場の人は色々と自身を正当化するだろうけれども、 言葉だけでは無意味だ。行動で示して頂き、僕はそれに基づいて判断したい。
「お前こそこのサイトで発言しているだけではないか?」と思うだろうか? 僕のこのサイトは発信はしているけれど、人を巻き込む気はない。 他方、批判者は過激な批判で相手をこき下ろし皆を巻き込み扇動しようとする。 その点が決定的に違う、と申し上げておきたい。
少し具体的に書こう。
鬼塚氏が「月まで届」き「殺戮される」と言う金価格の推移は、 せいぜい3倍止まりであり、 数年で10分の1になったり10倍になる株価ほどでもない。
3倍止まりの金価格の推移に対して「月まで届く」とか「殺戮する」 との過剰表現と煽動だけが目に付いてしまう。
鬼塚氏についてはこれまでとしたい。
「片恋さぶろう」や網野善彦の天皇制論に影響を受け、 徳川家 vs 衰退した天皇家、と言う図式にハマった僕だけど、 どうもそれでは説明がつかない事が多く出てきた。
http://www.kishu-bunka.org/yoshizono/ZhouEnlai.html において、 氏は主張する:
理論物理学の方法論を用いる落合流洞察史学を、俗徒は常に「裏付けを欠き荒唐無稽」 と謗るが、眼前の事実を察するを得ざる者にして、そも裏付けを奈何せん。裏付けを求 むる前に、かかる些事の所以を考究すべきである。
理論物理学とは、量子論も含むもとご指摘があった。 僕は、これは例えだとは思ってるけれど、
日本の起源のページにて、河本秀雄氏の説を僕なりにまとめたのだけど、 河本氏は北条氏の起源がアジア赫哲(ホジェン)族だと言っていて、 そんなことどの文献も言ってないので僕はコジツケぐらいに思っていた。 河本氏の説は語呂合わせの域を出ず客観的事実が無い、と言うのが僕の今の考え。
…そう思っていたところ、落合氏が似たような説を本の中で言われていた:
サカイ族は今もフィリピンにいるそうですが、日本では「ヘイ」(地下(じげ)の 平家)と呼ばれました。(p.144)
あながち荒唐無稽と僕は思ってない。と言うのは、 20代の頃、坂口安吾の「安吾の新日本地理 / 高麗神社の祭の笛」を読んだからだ。 川村湊氏「安吾日本史」の的確な引用に魅せられ、僕は歴史に興味を持った。 高麗神社のページと重なるけれど、再掲したい:
『奈良平安朝で中央政府が確立し、シラギ系だのコマ系だのというものは、すべて 影を没したかに見えた。しかし実は歴史の裏面へ姿を隠しただけで、いわば地下 へもぐった歴史の流れはなお脈々とつづくのだ。 …すでに三韓系の政争やアツレキは藤原京のこのころから地下にくぐったことが分 るが、日本地下史のモヤモヤは藤原京から奈良京へ平安京へと移り、やがて地下 から身を起して再び歴史の表面へ現れたとき、毛虫が蝶になったように、まるで 違ったものになっていた。それが源氏であり、平家であり、奥州の藤原氏であり、 ひいては南北両朝の対立にも影響した。そのような地下史を辿りうるように私は 思う。彼らが蝶になったとは日本人になったのだ。』
(なお、原文は http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45910_37866.html で読める。いい時代になったなぁ(*´∀`*))
…ところが、古代東アジア史に関して、落合氏と坂口安吾では見解が異なる。 共通点は日本と半島が密接につながっているという点だけで、 結論は真逆だ。
ま、偶然でしょう(笑)
SNS のネットワークを5点辿ればほぼ全地球の人類の誰かにたどり着けるそうで、 このことの意味は、つながりを少し拡げただけで、誰とでも縁がある、ということ。
だから、福山出身と言う、かなり緩いつながりで僕と榎本武揚氏がつながっている、 ということが言えるだけであって、それ以上の縁は何もない。そこは分かっている(笑)。
ただ、この不思議な縁を大切にしたいとも思っている。
落合氏「国際ウラ天皇と数理系シャーマン」p.203
の記載が僕は非常に気になっている。帰省の際は、子供の農大入学のご縁を
創立者の御父の墓碑にご報告がてら参拝させて頂きたいと思っている。
落合氏の「みち」誌掲載「洞察日本史」の硬い文を四苦八苦しながら読んでいる 僕にとって(^_^;、この金融ワンワールドは意外と読みやすい文体だった。
とは言えそれはあくまで文体であって、内容はやはり難しい。 と言うかどこまでが事実に基づいているのか、僕には判断できる根拠を持ってない。
僕のそれまでの落合氏のイメージは「最高の学歴を持たれた孤高の歴史研究家」 というものだったけれど、付章の氏の自伝を読んで、 人間落合氏(のほんの一側面だけれど)に触れることが出来たような気がしている。
イ・アイ・イの社長との付き合いを経て全資産を失ったとのこと。
落合氏の波乱に満ちた人生を垣間見れるのだけど、
高橋君の活動の本当の目的……長銀を解体…その真の理由を永遠に口にするつもりはあ りません。(p.256)
の一文が、非常に奥深い深層を感じさせる。
バブル崩壊で悲惨な目に会った一人物の装飾された表現と見ることは可能かもしれないし、 氏の描写そのままの真実が本当にあるのかもしれない。
大事なことは真実であり真実への敬意かと僕は考えている。
人物のひとりが瀬島龍三でした
落合氏の話がどこまで真実なのか、裏を取らないことには先に進めない。
色々調べたところ、吉薗周蔵が開いた救命院の住所は 中野区中央一丁目十一番地までは分かった:
(2017-04 収録)
松尾芭蕉の偽装死を扱った本が最近出た
amazon の書評の以下の問いかけに、落合氏はどう答えるだろうか:
本書では皇統を隠し続けたのは何のためか?それを行っているのは誰か?結局ここ に落ち着くようだ。が、続刊ではどう語られるのでしょう。本書の最後のほうで玄 洋社が出てきたが、玄洋社といえば國龍会に繋がり、それのウラ?の組織とドイツ ヴリル協会との連携まで話しが出てこなければ単なる新手の陰謀論に陥る予感がす る。玄洋社の時代以降の国際的な繋がりを言う以上はナチスも無視できなくなる。 ナチスといえばヒットラーと言いたいが、それはおいといてナチスの政策にも言及 されなければ。。。。ここまで踏み込めるかな?まっ続刊を期待します。期待つい でに言えば、著者の言う国体天皇側が我が国の国際戦略を担ってきたことになるが、 大東亜戦争の結果を国体側は一体全体どう思っているのか?さらに言えば、21世 紀の今日我が国にも資源があることがわかり努力している民間側の者がいる。官の 側はこれに対しあーでもないこーでもないと因縁をふっかけ開発の邪魔をしている。 これも所謂(旧)国体側の政略の名残りなのか?その前に大東亜戦争終結後政体側 の陛下が国体天皇として充分に皇宗皇祖の神々と国民のためにお働きなさっている が、旧国体側はどうしているのか?将来の為の資源開発を邪魔したり、改憲の議論 もさせない旧国体側が我が国を穢しているとしか思えなくなる。著者の今まで刊行 されたこのシリーズを読む限り全て旧国体側が我が国を奈落へ突き落とす政略を立 てているということになる。ここで終われば結局このシリーズもトンでも本の一種 に成り果てるしかなくなる。なんか虚しいぞ。
落合先生、
大変興味深い書を紹介いただき、ありがとうございます。
先生の著書に2回も引用されていたこの本。
「よほど重要なのだろうな」と思い、読んでみた次第。
なるほど、江戸の表には出てこない裏面史。
しかし、史実ではあるヒトキリ山田浅右衛門と、 そこから抽出・精製して作られた浅山丸(あさやまがん)。
「屍都」江戸時代の、死と隣り合わせの日常生活。
小生の江戸理解が一段と深まることとなりました。ありがとうございます。