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[-] 1. 転職とは

転職とは、単なる「取引先の変更」だ。自分の労働力を買ってくれる
取引先を、こちらの側から変更するのが、転職だ。それ以上でも以下でもない。
(p.90)

[-] 2. 読書ノート

山崎元氏はかねてから注目していた人だ。 率直で分かりやすい本を書かれる。

氏を批判している人をまだ見たことがない。

氏が10数回も転職していたのは知らなかったので、 買ってみた。

なるほど、これも読んでおくべき本だった。

浮かれて「即転職」しないように、とは amazon の書評で、 たしかにそのとおりなのだけど、 それを念頭においても、読むべき一冊と言える。

心に残ったのは以下:

  1. 陰気な成果主義
  2. 茶坊主
    • http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/20/news006.html
      社員の目標と成果を評価して経営計画との整合性をチェックする役割の
      「社長室」「経営企画室(部)」「人事部」といった部署の社内エリートが
      常に安全圏で優遇されがち

[-] 3. 質問

質問したい点があったのでメモしておくφ(..)

[-] 3.1. 損失に責任はないか?

…損の弁償を求められるわけではあるまい。(p.46)

この、「成功すれば青天井の報酬、失敗してもせいぜいクビ」、という 非対称でもってリスクをとろう、と氏は言われる。

しかし、リーマンショック後のウォールストリートのモラルのなさを考えると、 簡単にはうなずけない…:

  • 損失を税金で補う。
  • 税金で補ってもらってながら、AIG幹部は何億もの報酬をもらっている。

[-] 3.2. 外資で同僚どうし殴りあう、は本当か?

…なお、外資系の証券会社のような職場では、客の取り合いで、怒鳴り合い、
つかみ合いのケンカが起きることがある。(p.102)

人として、これは是か? そこまで外資がいいのか?

疑問に思う一幕ではあった…。

[-] 3.3. 「実績があるのか」は愚問か?

TBD

[-] 4. 山崎氏独特の価値観

冒頭に挙げた、最も重要だと思う引用箇所以外にも、 以下は、結構共感できる部分だったりする。

[-] 5. 運用思考の練習問題

山崎氏が、運用思考の練習問題を出されている:

「20問中15問正答できれば、個人投資家としては、かなり立派だと思う。 18問以上できれば、プロ並み」と言うことなので、挑戦してみた。

僕の結果は後に書いている。

  1. 「私は、銘柄選択に注力するアクティブ・マネジャーなので、 ポートフォリオのリスクに関する定量的な把握は必要ない」 という言い分は、どこがおかしいか指摘せよ。
    • 回答
      • ポートフォリオのリスク管理も含めてファンドマネージャの仕事では?
      • 「銘柄選択」それ自体にリスクは伴う。選択だけでよい、という仕事は 存在しない。むしろそれは企業分析を行うアナリストの仕事に近いのでは?
    • 採点: ○
  2. 「このファンドは、絶対リターンを意識して運用しているので、ベンチマークはありません」 という運用会社の言い分に対して、運用会社に委託する年金基金の立場を説明してください。
    • 回答
      • ベンチマーク以下の成績だった場合は他の運用会社にお願いする、 ということでよろしいでしょうか。
    • 採点: ○
  3. 「リターンの差によって、資産クラス間のバランスが崩れるので、1年に一度、 リバランスを行って、元のウェイトに戻す」という運用方針の問題点を二つ指摘せよ。
    • 回答
      • 設問の意味がわからない…(´・ω・`)ショボーン
    • 採点: ☓
  4. 「投資銘柄全てに対して、目標となる利食い・損切りの株価を決めて、これを厳守しています」 という運用方針は正しいか。理由を挙げて答えよ。
    • 回答
      • 損切りは正しい。
      • 目標株価になったからと言って全て売る必要はないのでは?
    • 採点: ☓
  5. 「ポートフォリオの投資銘柄は、運用期間が長期化するほど増える傾向にあるのは普通のことだ」 というファンドマネジャーの言い分は正しいか。
    • 回答
      • 正しくない。 銘柄数と運用期間に直接の関係はない。 ポートフォリオはその時点のリスク分散である。他方、運用の長期化は、 経済の動向や企業(銘柄)の業績に対してアロケーションの比重を変えていく作業であって、 必ずしも銘柄数が増えていくことと直接の関係はない。 仮に、運用の長期化で銘柄が増えていくのであれば、それは 運用のまずさを表していないだろうか。というのは、管理コストが 増えていくから。 もちろん、一部利食い(残りはそのまま)、という作業を行うことで 銘柄は増える方向性はあるけれども、一定数を超えない管理もまた必要。
    • 採点: ☓
  6. 「当ファンドは投資銘柄数を30に絞っています」という運用方針について、 簡単に評価せよ。
    • 回答
      • 一般のファンドで銘柄数30はリスクが高すぎると考える。 1銘柄が倒産した場合、3.3% そのファンドは下げることになる。
    • 採点: ○
  7. 平均的な銘柄の期待リターンを6%と考える時に、 平均を10%上回ると予想した銘柄の期待リターンを16%だと考えてポートフォリオを作っていいか。
    • 回答 1.06 * 1.10 = 1.166 = 16.6% だから約17% を期待リターンとしないといけない、 …という話しかな?
    • 採点: ☓
  8. ファンドの売買回転率に上限の制限を設けることの、長所と短所を一つずつ挙げよ。
    • 回答
      • 長所: 長期投資としての枠を設定できる。
        • 頻繁な売り買いは何か焦りが出ていることの現れではないだろうか。
      • 短所: 売りシグナルは得てして急に発生する。 暴落時に投げ売りするのはまずいとしても、その前の段階で売りシグナルが 発生した時に徐々にかつ全体的に売ろうとしても上限にひっかかってしまう ケースがありえる。
    • 採点: ○
  9. 3,000万円運用資金を持っていて、1,200万円株式に投資しようと考えている個人投資家がいて、 毎月100万円ずつドルコスト平均法で1年かけて株式を買い付けようとしているとする。 彼に、どうアドバイスすべきか。
    • 回答
      • ドルコスト平均法より前に、銘柄を5〜10程度選定し、 分散投資(ポートフォリオ)する方が先。 ドルコスト平均法は、その次の段階として、選定した銘柄に対して 数回に分けて買っていく、ということにしたほうがよい。
    • 採点: ○
  10. 「当基金は、10年満期の日本国債にのみ投資していて、原則として満期まで保有するので、 時価評価は不要だ」と言っている年金運用担当者がいるとする。彼の考えは適切か。
    • 回答
      • 金利は変動するから時価評価は必要では?
      • そんな単純な基金なら担当者は不要では?
      • リスク分散的に不安を覚えるが、出資側で他に分散しているなら問題ではない?
    • 採点: ○
  11. 東証一部の過去半年の出来高上位200銘柄に等金額で投資するポートフォリオを 運用のベンチマークにしようとしているとする。何が問題か?
    • 回答
      • 「出来高」「等金額」が気に入らないけど、そういうこと? より大事な事は、株価上昇銘柄に、株式総数を按配して投資するほうが better では?
    • 採点: △
  12. 「当社は、当社のアナリストが調査している600銘柄だけを 株式ポートフォリオの運用対象とします」 という運用会社についてどう考えるか。
    • 回答
      • ファンドの規模にもよるが、600銘柄はちと多すぎでは?
      • 株式を対象とすることには異論はない。
      • 「調査した範囲内で投資する(調査してない企業には投資しない)」 という意味であれば良いのでは?
    • 採点: ☓
  13. ある年金基金の資金の一割を運用している運用会社が、年金基金がアセット・ アロケーションに使用しているのと同じリスク拒否度を使って、 ポートフォリオの最適化計算を行おうとしている。これは正しい方針か?
    • 回答
      • 正しくない。資金全体で既に10にリスク分散(分散的には√(10))されているため、 3倍のリスク許容度を取って良いことになる。
    • 採点: ○
  14. 「株価に一喜一憂しないために、ポートフォリオを見るのは一年に一度としている」 という個人投資家に、何をアドバイスしたらいいか。
    • 回答
      • バイ・アンド・ホールドは神話。バイ・アンド・ホームワークを勧める。 その意味で、せめて週に1回は見たほうが良い。 個別株はあっという間に紙切れになりうる。そうなってしまっては、 せっかくの資産も守れない。 損切りは大事である。一年に一度見るとしても、(できるのかどうか しらないけど)自動的に損切りする設定はしておくべき。
    • 採点: ○
  15. ファンドが取るべきリスクの大きさは、スポンサーが考えるリスク拒否度と、 運用会社が目標とするインフォメーション・レシオ(アクティブ・リターンのアクティブ・ リスクに対する比率)とで決めることができる、という考えは正しいか。
    • 回答
      • 用語よく分からないけど、正しそう?
    • 採点: ☓
  16. 「長期投資で運用効率上有利なのは、単位期間当たりのコストを引き下げることができる効果だけだ」 という意見は正しいか。
    • 回答
      • 正しくない。個別銘柄のノイズ(短期の上げ下げ)に煩わされること無く、 その会社本来の数年(山崎氏的には2年?)先の価値でもって運用できるメリットが 最も大事。
    • 採点: ☓
  17. 「必要があれば、毎日でもリバランスする」というファンドマネジャーの意見は正しいか?
    • 回答
      • 正しくない。「必要があれば」と言うけれど、そんな必要はそもそもない。 リバランスは特定の銘柄が数倍に成長した時などに限られ、それは 短くても数ヶ月単位ではないだろうか?
    • 採点: △
  18. 「100銘柄も持っていると、実質的にインデックス・ファンドと大差ない」 という意見は、株式ポートフォリオについて正しいか。
    • 回答
      • 正しくない。100銘柄が本人の発掘した小型の上場企業であれば、 そもそも大型株から構成されているインデックス・ファンドとは 無関係に振る舞う。 また、産業の構造変化が起きている時、インデックスファンドだけを 見ているのは正しくないのでは?(簡単に言ってるけど…^_^;)
    • 採点: ○
  19. 「ファンドマネジャー選択に当たっては、過去1年間のパフォーマンス評価よりも、 過去3年間のパフォーマンス評価の方が参考になる」という意見にコメントせよ。
    • 回答
      • 正しい。上げ相場の成績だけを見ていては判断を誤る。 数年に1回は起こるクラッシュ時にどう対応したかを見るのは大事だ。 クラッシュで顧客に損害を与え、去っていったファンドマネージャは多い。
    • 採点: ?
  20. 投資アイデアの有効性が一定だと仮定した場合、対ベンチマークの運用パフォーマンスは、 運用期間の長期化に伴って、改善するか、劣化するか?
    • 回答
      • 劣化する。ベンチマーク対象(インデックス等)が運用コストを伴わないのに対して、 運用対象は必ずコストを伴う。 ベンチマーク対象も機械的に銘柄を保持しているわけではなく、 投資アイデアの有効性に沿って入れ替えを行なっていると考えられるため、 時間が経てば経つほど、他に要因がなければ運用コストが不利に 働く。
    • 採点: ○

[-] 5.1. 僕の成績

正答(○):10
△:2 (合っていると思いたい)
☓:7
?:1 (回答の意味がよく分からない)

うーん、まだまだだなぁ…






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