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[-] 1. 父

2018年5月、父が亡くなった。享年83(歳)。

病院がしょぼくて吐血時の対応が遅れたとか色々あるけど、 この歳で肺癌・脳腫瘍かつ抗癌剤治療で体力も弱っていた時でもあり、 仮に完璧な病院で生きられたとしても後何年か、と言うところなので、 100%病院の過失、とは言い切れない。

死亡の直接原因はさておき、父の人生を総括すると、やはり、子供の誰よりも 立派に人生を全うした、と言えるだろう。

なぜなら、子供を儲け、孫もでき、借金を残すこともなく、 遺産相続で揉めることもなく成仏したからだ。

これらを、この先、僕も含め子供達は同じレベルのことが出来るだろうか?

今の時点ではほぼ皆落第かかろうじてセーフのレベルなのだから、 そう考えると、親父のやってきたことは、やはり偉かった。

[-] 1.1. しくじり先生

もちろん、「こうしておけば…」と言うのはある。反省点は誰にでもあるから 今更言挙げるつもりではないけれど、 今後の僕らの「しくじり回避」として挙げておきたい。

  1. 教育の重要性を皆に叩き込んでおくこと。
    • もちろん、ガミガミ言う、ということではない。 学歴偏重、ということでもない。 勉強の面白さを気づかせ、自然に根付くような環境はあってしかるべきだった。
    • なのに、何のために進学するのかを親は子に伝えられなかった。 進むべき道に進むためには何をするべきか、を教わらない子供は、 やはり自己流で失敗確率も高くなる、というものだ。 この大切さに気づいたのは半数だった。
  2. 子孫を残すことの大事さを伝えておくこと。
    • 虐待を受けて育ちトラウマを負った子…でも無い限り、結婚し子供を持つのは 生命の本質なのだけど、これができたのも半数だった。
    • 不健康さ・不潔さ、これらは程度問題ではもちろんあるけれど、 子供が自覚できる年代(10代〜?)になった時には、 もう少し人様に誇れるレベルになっていて欲しかった。
  3. 日々の生活習慣を根付かせること。
    • 歯磨きや掃除と言った基本的なことができない子供達だった(僕も含め)。 それで苦労し、痛い目にあい、ようやく大人になって徐々に 皆自覚できるようになって来た。 でも、これって本当は子供の時に口を酸っぱく言って矯正しておくものだと 僕は思うのだった。 もちろん、20歳過ぎれば自己責任であることは言うまでもない。
  4. 進学か就職か、それが問題だ。
    • 進学するでも就職するでもない道を進もうなど、僕が父だったら許さない。 そんな子供を放っておいたのはなぜなのか、父に問いたかった。

[-] 1.2. 尊ぶべき価値観

近くの親族が遺産相続で大揉めしていたにも関わらず (いや、だからこそなのかもしれないけれど)、 我が家ではもめなかった。

諸事情で遺産配分は均等ではないのだけれど、誰もそれに文句も言わなかった。

借金を抱えて苦労している者もいる、というのに。

ここだけは、父の子供は誇らしい価値観を持っていた、と言いたい。






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