藤野英人



Sitemap | Profile | タグ一覧
最近の更新
ドライランのありがたみを改めて知る
2024/04/04
伊豆半島
2024/03/31
お出かけチェックリスト
2024/03/29
Ruby
2024/03/27
Kubernetes
2024/03/22
音楽データをDisplayAudioで聞く
2024/03/09
Redmine
2024/02/05
git
2024/02/02
経済
2024/01/08
どうする家康
2023/12/17
MX-Linux
2023/11/06
國體関連学-休学のご連絡
2023/08/13
Debian
2023/08/02
CentOS
2023/06/13
Dell-XPS13
2023/05/23
ベルト
2023/05/18
SourceForge
2023/04/17
確定申告
2023/02/19
さらば「まぐまぐ」
2023/01/09
風猷縄学
2022/11/23


[-] 1. 日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。

話題のひふみ投信 FM の本、読んでみた。

日経平均は当てにならない、 というのは大竹愼一氏が10年以上前から言ってきたことだから、 まぁ、再確認できたくらいかな。

興味深かったのは、藤野氏が自ら発掘した銘柄。 今では割高だったり暴落してたりするものもあるけど、参考にはなる。

分かりやすかったのは以下の一文:

PERが...高い場合、今後業績が伸びると評価されていると言えます。
しかし、その期待通りに成長できなければ、その高いPERは維持できなくなり、
株価は数分の1に下落していく危険性があります。(p.131)

今まで僕は ROA, PER, PBR を機械的に理解していただけだった。

けれども、PER の上昇・下落の意味、うすうす分かってきてはいたけれども、 この文を読んで理解が深まった次第。

ま、当たり前と言われれば当たり前なのかも知れないけど、 僕はまだこのレベル。

[-] 2. bad news

裏を取るために、bad news も調べてみた。

[-] 2.1. amazon → 藤野英人で検索 → スリッパの法則

URLが長いので、上の順で辿った後の書評から、氏に批判的なものを挙げる。

  1. 「ネットバブルの頃は、光通信を激賞してましたね」コメント
    • 内容は概略以下:
      著者が伝説のファンドマネージャと言われたのは…たまたまネットバブルに乗ったから
      著者が、光通信の違法販売事件が表面化する直前に、何故か急遽G社を辞め[た]。
    • まぁ、真相がどこにあるか分からないけど、
  2. 「だまされてはいけない 」コメント
    • 内容を抜粋する:
      最後の勤務先では鳴り物入りで300億円を超えるお金を集めたファンドは、
      著者の勤務中一度足りとも基準価格をうわまらることがなかった。
      しかしそのファンドはとてつもなく高いフィーをとり続けていた。
      突然著者は会社を辞めてファンドをほおり投げた。
      その前の会社にいるときは運用成績こそよかったものの、
      突然の退社でファンドに売りが殺到して投資家に迷惑をかけている。
    • どうやら、上と同じ「カスタマー」氏のコメント。
    • 成績悪く放り投げたというのは、GS の「一寸法」のようで、 検索すると、ざっと以下が見つかる:

[-] 2.2. 「ひふみ投信」藤野英人氏の“ウソ”と“赤字決算”

すごいタイトルだなぁ…。URL: http://123-rheos-hihumi.kilo.jp/

レオスがいつのまにか買収されていたり、 「いつかはゆかし」に噛み付いたりした事実は参考になった。

藤野氏も小さなファンドの立ち上げで苦労したんだろうな、 くらいの認識です、僕は。

それ以外の点については余り問題とは思ってないです。理由は略。

ファンドは成績だけが命。

このサイトの人、ひふみを批判するのはいいけど、 ご自身の運用成績はどうなんだろう。 それに、この批判している人の顔が見えない。これはフェアではないよね…。

60%ルールということもあるし、ま、もう少し気長に見ようかな…。

[-] 2.3. レオス日本成長株ファンド 鞍馬天狗

レオスって、ひふみの前にこんなのもやってたんだね。

「レオス 鞍馬天狗 成績」で検索するといいかも。

[-] 2.4. その他

2ch では色々叩かれていた。 曰く、光通信の重田氏やワタミを推していた、と。

まぁ、そんなものだろう、くらいの認識、僕は。 60%ルールでバランスをとっておきたい。

[-] 2.5. 結論

僕なりの結論(2013/09時点)を書く。

  • 氏は下落相場に弱いポートフォリオを組む傾向にある。
    • 成長株に投資しすぎ。不況期に裏目に出る。 守りに弱い、とも言える。
    • べんけいファンドも似たような状況で、ITバブル崩壊時、 成績を出さないようになったけど、それと同じってことだろうな。
  • …ということで、ひふみの今の成績を見て「カリスマ」と持ちあげないのが 正解だろう。リーマンショック後から2013年5月までは、日本株は 上がるしかない状況だったのだから。そういう意味では、ひふみは 絶好のタイミングでファンドを立ち上げた。 それ以前の失敗はなかったことにしたいようだけど、そうは問屋が卸さない。
  • 僕はひふみに積み立て投資しているわけだけど、相場のピークでの「売り」 は僕自身でやっておかなければならない。
  • マイ・ポートフォリオも、もう少し下げに強いように しておく必要がある。

相場は幸福感の中で消えていくもの、を肝に命じておきたい。






Generated by juli 2.3.2