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連れが唐突に「聖子ちゃんを聴きたくなった」と言い どこからか引っ張り出してきた CD をカーステで一緒に聴く。
(松田聖子、あまり好きでもなかったな…)等とうそぶいていた僕だったけど (スミマセンm(__)m)、 曲を聴いた途端に、10代の頃が蘇ってきたのだった。
名曲「制服」。
カーステで聴きながらの運転中、 「作詞作曲は誰だっけ…?」と思ってライナーノーツを借りようとすると、 「危ないから」と連れが代わりに見つけてくれた。
作曲がユーミン(ペンネーム 呉田軽穂)だと知って驚いた。
僕はユーミンが大好きだ。男でユーミン好きは少なくはないと思っているけど、 周囲からは「軟弱」と言われそうなので黙っていたのだった。
ユーミンが聖子に曲を提供していたなんて、実は今の今まで数十年知らなかった(無知ですね(^^;))
そして、この曲が「赤いスイートピー」のB面扱いだったことに更に驚いた。
ただ、ググると、「B面にも手を抜かない」熱意で作詞・作曲したことを知り、 ちょっと安心…というか、さもありなん。
そうでなければ、この名曲の奥深さは歴史に残らない。
イントロを聴いただけで「胸キュン」(死語? ^^;)になる人もいるのではないだろうか。
かく言う僕もその一人。
ただ、僕は実際はこんな淡い恋心のような卒業式は経験していない。 ましてや、恋の「こ」の時も高校生活・学生生活を通じて全く経験していない。
聖子ちゃんの曲とは真反対の男臭い生活であり卒業式であり、 女性に憧れつつも全く無縁だった自分への悲しさの涙で締めつけられる「キュン」 なのだった(自爆)。
今更ググると、このイントロさえも、天才ユーミンと松任谷正隆の計算しつくされた リズムなのだと知った ( http://blog.livedoor.jp/t601015-seikooyaji/tag/%E5%88%B6%E6%9C%8D )。
僕はキーの C とか F とかが何であるかも知らない音楽シロウト。 でも、短調ということは分かる。
短調から入り、「タ・タ・タ・タ・タ・タ・タ・タ・タ〜」 と明るい感じに変化していくこのイントロ。これだけでも素晴らしい。
詞が秀逸だ。
♪卒業証書 抱いた 傘の波に まぎれながら
この1行だけで、体育館の上方遠距離から小雨の降る中、 傘の波で式場から出ていく卒業生を ズームして近づいていく映画のイントロの場面を想像してしまうのだった。
♪テスト前にノートを ♪貸してくれと言われて ♪ぬけがけだとみんなに ♪責められた日もあるわ
つまり彼はクラスの全女子のハァトを掴んでいたイケメン野郎だった、 そういうことですかぁ(#゚Д゚)?
で、わざわざこの子にノートを借りに来た、ということは、 成績優秀のメガネっ娘だった、 そういうことですか(´∀`)
実に・実に…
…楽しそうな学校生活ですね。
僕には無縁だったなぁ…(´_`。)
何回も出てくるこのフレーズ。
好きで告白したいけど、 でも違う世界でひとりぼっち生きてく決心をした「私」。
一歩引いて、「失うときはじめてまぶしかった時を知る」思い出の中に 彼への想いを閉じ込めて生きていこうと決心したんでしょうね、この子は…。
♪雨に濡れたメモには東京での住所が ♪握りしめて泣いたの
ちょっと謎めいた詞。
東京に行くのは憧れていた彼(一番の詞より)。
その住所をこの子は持っていた。
…ということは、彼もこの子に気があって、住所を渡したんだと思う。
でもこの子は、別れが辛くて泣いた…?
いや、僕は、この子は別れる決心をして彼の住所を握りつぶして 捨てて泣いたのでは?とも密かに思っている。
住所を渡したのは、この子にだけなのか、皆になのかは分からない。
メモだから(印刷とかではないから)、この子にだけなのかもしれない。
であるなら、本来「私にだけ教えてくれた?」と密かに嬉しいはず。
でも、握りしめて泣き、このままでいいと言い、 「失う時はじめてまぶしかった時を知るの」とつぶやく、 メガネで実は可愛いこの子(^_^)。
彼女は、JK版シラノ・ド・ベルジュラックなのかも知れません。
思い出の中だけに最高の彼を封印し、 違う世界でひとりぼっち生きていこうと決意するこの子。
それは現実の彼からの逃げでもあるけれど、 都会にいけない(けど、成績優秀な)この子の自分の人生を賭した 自分からの別れだったのかもしれない…
…そう思うのだった。
そうすると、ふと、ニュー・シネマ・パラダイスの主人公が辿った 人生とも重なってくるように思えるのだった…。
詞を正確に知る今の今まで、曲の最後「まぶしかった時を知るの」 を空耳していた。それは
♪まぶしかった、あのいわし雲
というものだった(はい、アホです、自分)。
「あれ、いわし雲って秋の雲だよな。なんで春の歌なのにいわし雲?」
と真面目に疑問に思っていたのだった(^^;)