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[-] 1. 「台湾には、日本精神がバックアップされている」

台湾には、日本精神がバックアップされている」 …尊敬する歴史研究の先生のこの言葉で僕は台湾視察ツアーへの参加を決断した。

事の始まりは、2016年の残暑厳しいまだ秋。 「李登輝総統にリーダーシップを学ぶ台湾ツアー」と言う企画が 僕のメアドに送られてきたことから始まる。 興味なくもなかったけど、平日2日休みを取って自腹で20万を出すことに 躊躇し、そのままにしていたのだった。

それから数週間後、縁あって歴史セミナーを受講していたその 主催者から「台湾には、日本精神がバックアップされている」 という先生の言葉を伝えてきたのだった。

この言葉の深意を知り、俄然台湾に興味が湧いてきたのだった。

それまで台湾については漠然と「親日家が多いんだな」くらいの知識しかなかった のだけど、旅行の準備として知った以下の点を知るにつれ、 台湾は大変興味深い存在になっていった:


大きな地図で見る

もう人生折り返し地点を既に過ぎ、この先老いてから台湾に旅行に行っても 歴史に残されてきた精神を感じ取り自らの人生に活かすには遅すぎる。 今行かないでどうする、との思いが強まり、ツアー参加を申し込んだのだった。

全ては「日本精神がバックアップされている」とのキーワードがトリガーだった。

今、帰国してこのページを書いているのだけど、 結論として、日本人はもっと台湾を知るべきだ、との思いでいる。

以下、詳しくこのツアーを残しておきたい。

[-] 2. 2016/12

[-] 2.1. 2016/11/30

いつもより早めの 18 時前に会社を出る。

[-] 2.2. 2016/12/01

4:00前に目が覚めた。

あいにくの雨の中、傘をさし、カートをゴロゴロ転がして駅に向かう。

約1年ぶりの羽田。

10年以上ぶりの国際線。

初めての台湾。

いつものことだけど、現地に到着するまでは自分のことなのにどこか実感がわかない。

[-] 2.2.1. 機内映画

最近はエコノミーでもオンデマンドで映画が観れるのね。驚き!

で、数十もあるメニューから選んでみた。

[-] 2.2.1.1. 君の名は

まさかこんなタイミングで観れるとは思わなかった。 なかなか面白かった。

江川某が安易な批判的発言で炎上してたな(笑)。 後付で「反対意見を許さない、そんな雰囲気に違和感を感じた」と TVで発言してたけど、やはり的外れの老害と感じた次第。

「より良い作品を生む実践」! それ以外は不要なのではないだろうか。


[-] 2.2.1.2. Bajirao Mastani

インド映画らしい。日本未公開とのことだけど、美しいヒロインが気に入って 観てみた。

映像が美しい。言葉は、英語の字幕だけなので理解度30%位(^^;)。


[-] 2.2.2. 空港〜ホテル


漢字だらけの町並み。うーん、異国だ(^_^)。

現地空港で集合し、ANA便の同行団を待つ間の時間潰し調整のため101ビルに。


101ビル周辺は東京銀座なみに地価が高いとのこと。 写真は101ビル道路向かいのオフィス街兼一等地住宅地かな? なかなかおしゃれ。


[-] 2.2.3. 講演

羅到政氏。米国有名大学で政治学を学び、台湾にて政治家をされている。 若々しい方。

  • 日台連携を重視
  • 国内問題
    • 国民党の優遇策の改革に手を付ける
    • 公務員優遇策の改革に手を付ける
    • 年金問題
    • これら全て、人気が下がる政策となるが、やらなければならない
  • 歴史
    • 日本が撤退する際に置いて行った物が国民党の財産となっている これを国の財産とする
  • 投資
    • 省エネ
    • 精密機械
  • Q&A
    • 台湾の自由と独立に際し、どう中国と向き合うのか?
      • → 肚をくくるしか無い
    • トランプの台頭・中国のデフォルトの恐れ -> 今が独立するチャンスでは?
      • → 微妙な問題でありあからさまには出来ない
      • 中華民国と言うパスポートを作る。
      • アメリカは良い敵であり最悪の友だ。
      • 独自の戦闘機を作りたい。その時は日本と協力したい。
    • 日本語教育の推進はいかがか?
      • → 言葉よりも行動。
      • 既に若い人はそうしている。
      • working holiday で台湾から日本に1万人/年訪れている。
      • 私には夢がある。ドイツとベルギーの国境を無くし交流する学校がある。 日本と台湾との間にもそうしたい。

夕食をとり、就寝。

[-] 2.3. 2016/12/02

[-] 2.3.1. 朝の町並み。台湾の女子高生も輝いていた。

朝。6時に早々に朝食を済ませ、集合時間までゆっくりと町並みを散策。

ホテルの近くに、小学校・中学校・高校とあり、朝(金曜日)の通学中の 子どもたちとすれ違う。

小学生の子はリュックの他にカートを引いていた。 遠足?それともこれが日常?

私服なのは、日本の都会の子と同じみたいだ。

中学生らしい制服の女の子たちや高校生の女の子の通学姿も目に入った。

異国の地にて、普通に生活している子供達の姿がなぜか懐かしい。

男の子も居るはずなんだけど、なぜか記憶にないのは不思議(^_^;

風景としての通学姿を写真に収めたかったけど、今回は控えた。

[-] 2.3.2. 明石元二郎鳥居参拝

[-] 2.3.3. 総統府見学

[-] 2.3.4. 芝山巌

[-] 2.3.5. 美しい日本語を守る会兼昼食会

[-] 2.3.6. 徳光重人氏講演会

[-] 2.3.7. 張文芳氏講演会

[-] 2.3.8. 夜市

初日の講演で「このホテルから300mほどのところに水餃子がおいしい屋台がある」 と聞いていたので、検索して行ってみた。

台湾にも猫はいた(^_^):

賑わっている雰囲気。

ひときわ人が集まっている屋台があって、 おそらくそこが水餃子で有名なところなんだろうな。

街をうろうろして、最後は日本語メニューのあるお店に入った。 水餃子5つを買って食べた。

スープ入り水餃子がおいしそうだったけど、指を指して「これ!」とジェスチャー したけど、お店の女の子はすまなさそうに手を✕にした。たぶん、売り切れなんだろうな。

て、普通の水餃子を頼んだ。個数を聞かれたので適当に5個と指で伝えた。 いざ出されたものを見た。ちょっと量が少なかったな(^_^;。 でもおいしかった。


[-] 2.4. 2016/12/03

[-] 2.4.1. 烏山頭ダム

高速鉄道(台湾新幹線)嘉義駅に着く。台湾の島の南側の冬はからっとしていて 冬だというのに日差しはキツイ。

なかなか美しい駅前の風景。


バスで烏山頭ダムまで行くのだけど、その途中で見かけた台湾の神社。 飾りの多いのは中国南部の神社の特徴、とはバスのガイドの瞿(ク)さんの説明。


ダムに着く。ここはダム建設の技術者八田与一の記念公園。

奥さんと子供の銅像。美しい。悲しい史実があるのだけど、それは wikipedia に譲る。

八田氏の功績を讃え名付けられた道路。

ダム放水路の威容。1/10の量にしてこれだけのこと。 また、今は発電設備を持った別の放水路を使っているそうで、 ここは我々ツアー見学者のために特別にこの日この時間門を1/10だけ開けてくれた、 とのこと。

ダムの中も見学させていただいた。 通常、一般人は見学できない場所なのだけど、我々のために 特別に開放いただいた。写真を載せてよいのか迷うので、一応割愛。

しかし、ホットスタンバイの水管と言い水圧を下げるための湾曲と言い 緊急脱出管と言い、 エンジニア八田氏の頭脳は素晴らしい。


また、 日立製作所製のモーターと言い、 現役で稼働しているのを目の当たりに見ると、 90年前のダムとは思えないほど整備されている。

見よ、この偉業を!

日本で最長の豊川用水路 1,500km の10倍 16,000km ! アジア一の用水路ネットワークを台南に張り巡らせたのだった。

八田与一の銅像。この姿勢・この場所、全てにサイドストーリーがあるのだけど、 取り急ぎ割愛。

美しい水田風景。

[-] 2.4.2. 台湾糖業博物館

台湾の砂糖の生産高は当時世界一にまでなったのだけど、その原動力も 日本にあった。

今はもう使われてないのだけど、博物館として市民に公開されている。

ドラマの撮影が行われていた。 日本国旗


新渡戸稲造の像がここにあるのも、 当時の台湾と日本との深い絆なのだった。

製糖工場のあちこちにある地下防空壕。

製糖過程でアルコールが製造できるため、つまり軍事物資となるため、 工場は米軍の爆撃対象となっていたのだった。

今はもう使われてない製糖工場跡地。明治〜昭和初期の日本が台湾に残した 産業化遺産なのだ。

椰子の実落下に注意、の図(^_^)

[-] 2.4.3. 高雄市

二・二八事件を負の遺産として残している。

夜のリバーサイドが美しい。

[-] 2.5. 2016/12/04 最終日

[-] 2.5.1. 高雄神社

狛犬たちはまだ日本統治時代のものが残されているけれど、 残念ながら、国民党が台湾に入ってその他のほとんどを壊してしまった。 これが大陸の発想だ…。

けっこう犬があちこちにいる(^_^;

[-] 2.5.2. 帰路

高速鉄道(新幹線)で台北へ向かい、その後は飛行機で羽田へ。 やはり疲れてたのか、機内でほとんど寝てた。


[-] 2.6. 後記

「台湾には、日本精神がバックアップされている」

この言葉の意味をずっと考えながら4日間の旅行を行っていた。

おそらく、予備知識がなければ、単なる事蹟の見学ツアーで 終わったことだろう。

また、時々の講の方の説明がなければ、 台湾に対する理解は今の半分にも満たなかっただろう。

事蹟探訪とセミナーの双方が相まって素晴らしいツアーだった。

[-] 2.7. 生き別れの盟友

台湾と日本の関係は生き別れになった家族のようなものだと思った。 ではいつ日本精神が日本にリストアされるのか?

[-] 2.7.1. 半島との温度差の違い

不思議なのは、敗戦まで台湾も半島も日本領土だったのだけど、 戦後、台湾は親日となり、半島は反日となり、真逆の方向に進んでしまったことだ。

どのような背景があったのかは宿題。






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